デザインの授業 2
2025夏 湘南にある大学のデザイン学科で2回にわたってデザインの授業を することになった。 2024に続いて2回目である。 あらゆる分野でAi超合理性によってモノゴトが進んでゆく中、 "デザイナーは何をしていくか" というテーマで学生のみなさんと考えてみました。 コンセプト設計からビジュアライズについて、 アイデンティフィケーションの例をいくつか上げてみた。 私がデザインした東京木材相互市場のロゴとモーショングラフィックスを解説しながら一緒に見て さらに、 VAIO / Osaka Metro / MOT美術館 他にもいくつか例として優れたロゴに込められたデザインの思考をひもといてゆくお話をしました。 カタチや色の理由など私の説明がひとつづつ進む中で、デザインに秘められたコンセプトに気づいた人は早押しクイズのように挙手で答えるという、ゲームのようにコミュニケーションを進めてみると、鋭い回答がどんどん導かれていきました。 これらのロゴに共通していることはカタチや色に意味が込められていてその表現は手数が少なくシンプルであると同時に、 人の意思が込め
2025年12月24日


D’angelo
誰しも音楽を演奏するときには、正確なリズムを刻もうとする。 ひとが音楽に乗っかって気持ちよく揺れることに対して、まさか正確さを壊す方向に向かうとは誰も考なかったと思う。 時代をつくる人は、最初は大衆に理解されないようなことを試みるが、 その後じわじわと時間をかけてその試みがクールだと認識されるものだ。 まるで未来が見えているような人がどんな時代にも存在していたような気がする。 D’angeloもそのひとりだと思う。 しかし考えてもみればもともと人間がもっている感覚に正確なものなんてない。 その歪みやヅレに大陸や気候や文化や宗教などの雰囲気が入り込むのかもしれない。 歪み、ヅレ。実に味わい深い。 D’angeloによる次の試みを密かに楽しみにしていた。 写真は2015に僕が観たD’angeloのステージ。 oguri kei
2025年10月1日


デザインの授業1
2024 夏 湘南にある大学のデザイン学科で2回にわたってデザインの講義を することになった。 日々、 ひとつひとつ目的の違うクライアントワークの中で考えたデザインプロセスを言語化して学生に伝える準備。 そもそも自分が取り組んでいる「デザインってなんだ?」 自分の整理と自問自答の日々が始まった。 そこでまず、2回のデザインの授業では、 1回目をロジック、 2回目をフィーリングというテーマを掲げて話を進めることにした。 1日目の授業では どうしても多くの人が想像するデザインという言葉に、 クールやオシャレのような印象が先に立っていること。 もちろん大切なことだが、 その前にひとつひとつのデザインにはそれぞれ問題を解決するというような目的があること。 そもそもDesignとは設計という意味だ。 ということから話をスタートした。 私の制作事例をいくつか挙げながら、 それぞれに全く違う問題解決や目的があったことを丁寧に話した。 同じOGURIという人間がデザインしたブックでも、 富裕層の大人が読む家具のブックと、 小学生が読む教科書とでは、フォントのセレ
2025年1月5日


眠れるミューズ Brâncuşi
Brâncuşiの眠れるミューズをみた 硬く冷たいブロンズ素材とシャープなオーバル型のフォルムの中に 、 少し重心がズレていて少し凹凸があることによってゴロンとした塊に姿勢や表情、感情が表れている。 ぐるぐる周りを歩いて観ているといつの間にか、...
2024年10月5日


12
2010リリースされたRyuichi sakamoto playing the piano North America tour の音源が、 演奏した場所ごとにリリースされた時、僕はToronto で演奏した音源を迷わず購入した。 理由はGlan Gould...
2023年3月28日


夏の訪問者
僕は横浜に住んでいるが、家の向かいには保護された森がある。 昨日の昼に立派な顎を持ったノコギリクワガタのオスが家のエントランス、コンクリートの上でひっくりかえってもがいていた。 毎年夏になると偶にクワガタが迷い込んでくる。...
2022年7月3日


はじまった場所
数ヶ月前、祖母が他界して、 もう 10 年も前に先立ったじいちゃんのところへ行った。 そのことにより2 人が住んでいた家の解体が決まったので、 僕は解体前にその空き家を訪れておこうと ひとりでガラガラっと玄関から入っていった。...
2022年6月27日


不安定な道具
撮影用のコンテを描くことがよくあるが、 ここ最近万年筆やGペンを持つようにしている。 インクをペンに吸わせて、紙の上に乗せていくと、 高性能なボールペンなどでは起こり得ない、 インクのムラやたまり、滲み、が生じる。 自分の目論見とは違って、予想していなかった方向に絵が導かれ...
2022年3月26日


2020
2020年、ウイルス感染症の影響で、人やモノとの関わり方、消費者行動が劇的に変化し、 僕がなんとなく想像していた年間のスケジュールが大きく崩れて、今までに感じたことのないような先行きの見えない状況に、商業デザイナーとして活動することの難しさを痛感した。...
2021年1月1日


手紙
僕には手紙を出してコンタクトをとる友達がいる。 相手は都心に住む60代?の女性、実力派のミュージシャン。 この方はこのご時世PCを使わず携帯も持たないで暮らしているが、 困ったことに 体調や精神状態によっては自宅の電話も取らない。...
2018年10月25日






















